男鹿山塊末端 塩沢山(1263.9m) 2013年11月23日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 12:53 駐車場−−12:55 登山口−−14:27 塩沢山 14:39−−14:56 1100m峰−−15:05 991m峰−−15:10 落し物探索 15:24−−15:38 登山道−−15:41 登山口−−15:43 駐車場

場所栃木県日光市(旧藤原町)
年月日2013年11月23日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場近くの公園駐車場に駐車
登山道の有無あり
籔の有無登山道を歩けば山頂直下で脛の高さの笹が被る程度。下りで使った西尾根1100m峰直下は笹藪、991m峰から南に派生する尾根は一部が植林幼木籔あり
危険個所の有無無し
山頂の展望南側の展望あり
GPSトラックログ
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コメント国道121号線沿いにある登山口から登山道を歩いて山頂に至り、帰りは1100m峰から西尾根に入り991m峰から南に派生する尾根に入って南西に下った。登山道はよく踏まれ、山頂付近の登山道両側から被る笹を除けば良好。西尾根は1100m峰付近の笹の密度が高いが尾根の傾斜が緩むと笹が消える。991m峰から下は植林の連続で基本的に籔無しだが植林の手入れがされず尾根上は幼木籔の場所が僅かにある




登山口付近にある公園に駐車 案内図
国道脇にある登山口 この標識が目印
左岸の植林をジグザグに登る 沢沿いに出る
右岸側に渡る。水量僅か ジグザグに登る
850mで尾根に乗る 尾根を直登した
結構急な尾根 930mで太い尾根に乗り北上
1040m付近 1100m峰
1100m峰で東に向きを変えると笹が登場 1120m付近。低い笹の中に登山道が延びる
1220m付近。島状に高い笹あり 塩沢山山頂
栃木の山紀行が残っていた 塩沢山から見た高原山
帰りは1100m峰から西に下る。直下は笹藪 傾斜が緩む1020mで笹が消える
開けた場所で短い区間だけ笹再登場 991m峰
991m峰で南に向きを変える 970m付近で棒あり
840m付近 700m付近
登山道に出た


 塩沢山は男鹿川東側にある山で、高原山と男鹿山塊をつなぐ場所にある。登山道があるか知らなかったので適当に登ろうかと考えていたが、先日の南平山のように藪を漕いで山頂に出たら登山道があってがっかりなんてことがあるかもしれないのでネットで検索。すると西側の国道から登山道があるではないか。だったら利用しない手はない。登山口は男鹿川が大きく蛇行する場所なので分かりやすい。

 日向倉山〜滝向山周回後、まだ時間があるので塩沢山に向かう。既に累積標高差約800mを登った後で標高差650mを登ることになりそれなりに疲れそうだが、この界隈で未踏でもっと楽ができそうな山が無いのでしょうがない。時間をかけてもゆっくりと登ろう。

 国道121号線を南下、登山口を確認したがそばに駐車可能な場所がなく、さらに進んだ右手に公園があってその駐車場に車を入れた。公園と言っても何があるわけではなくほとんど釣り客用駐車場のようだ。車が2台止まっていたがそのうちにいなくなり、登山者ではなかったようだ。五十里ダム関連の解説看板あり。日中で気温が上がり防寒具も少なくて済むので35リットルのザックではなくアタックザックで出発。

 国道を渡って登山口へ。案内標識の他に足尾の県境で見るようなプレートありで、かなりまともな登山道らしい。沢沿いに登っていくのかと思ったら右岸側の植林帯をジグザグに上がっていく。このまま尾根に上がるのかと思ったら水平移動になり、沢沿いを歩いて対岸へ。水量はごく僅かなので問題なく渡れた。ここで給水が可能だろう。

 沢を渡ってからは急斜面をジグザグに上がっていく。どうやら左岸側の尾根に這い上がるようだ。ネットで見た記事だと右岸側の尾根に上がるような地図だったと思うが。駐車場に登山者の車は無かったので無人だと思ったら下山してくる男女が。車はどこに置いたのだろうか? あちらとしてはこんな時間に登ってくる登山者がいるとは思わなかっただろう。

 ジグザグ道なので傾斜が緩んで足に優しいが午前中の日向倉山で体力を消耗しているので結構苦しい。もう今日はここが最後なので暗くなるまでに下山すればよく、のんびり歩こう。

 標高850mで尾根に到着、東に向かう。そのうちに道は尾根の右側を巻き始めるが手製の小さな標識があり、尾根をそのまま登る直登コースと巻道というかジグザグに登る一般コースの分かれ道らしい。この付近の植生は藪無しなので尾根コースは特に道があるような感じを受けないが問題なし。確かに急な登りではあるが乾いていれば木の根で滑るようなこともないし。1,2個所でジグザグった一般登山道が尾根上と接触する部分があるが最短コースの尾根上を歩き続ける。

 930m肩で大きな尾根に合流、道(尾根)は左に屈曲する。このまま尾根直上を行くのかと思いきや、西側をトラバース気味に上がっていく。これも傾斜を緩めるためだろうか。登山道が尾根に復帰して1100m峰に到着、このピークは平らで先に進むと尾根が右に曲がり膝の高さの笹が登場するが登山道はまだしっかりしている。

 ここから笹に覆われたなだらかな尾根を進んで山頂への最後の登りにかかる。ここも笹原で登山道はあるが膝丈の笹が両側から被っているので雨や朝露で濡れていたらイヤらしい場所だ。どこも笹の高さ、密度は変わらないが1か所だけ島のようにまとまった場所で笹の背丈が高くなり密度も増す。距離は20m程度なので大したことはないが登山道はこの中をわざわざ突っ切っていく。往路はここを通ったが帰りは背の低い笹原を迂回した。ここから山頂まですぐの距離。

 山頂は平らで広く立派な山頂標識が設置されていた。狭い範囲だが南側に展望があり高原山が見えている。ハンターマウンテンスキー場だけが白い。もう営業しているのか、それとも営業開始に向けて人工雪でゲレンデ整備真っ最中か。高原山は北部のピークが未踏なのでそのうち行かないと。他の方向は樹林で展望なし。登山道があるくらいなのでそこそこメジャーな山だと思うが「栃木の山紀行」の山頂標識が残っていた。むしり取られた山頂が多いので達筆標識のように徐々に数が減って希少種になるかな。

 少し休憩して下山開始。帰りも登山道を歩いても構わないが面白味に欠けるので1100m峰から西に下り991m峰から南→南西に落ちる尾根を下ってみることにした。多少は歩く距離が短縮できるメリットもあるし。1100m峰から登山道を離れると腰の高さの笹藪登場、やや密度が高いが下りだし視界が得られるのでそれほど苦にならないが登りだとちょっとヤダかも。

 傾斜が緩むと笹が消えて地面が現れ歩きやすい尾根に変わる。その先の開けた小ピークで一時的に笹が現れるが樹林帯になれば再び笹が消える。991m峰手前は同じような高さの尾根が続きピークが判別しにくいが、それ以上先が明らかな下りになれば991m峰のはずなのでなだらかな間は前進。尾根が落ち始める直前の991mピークは簡単に発見でき、地形図どおり南に派生する尾根もしっかりと延びているのでそちらに分け入る。この尾根は植林が続くが手入れされていないようでたまに尾根上に潅木藪があったりする。携帯音楽プレーヤのイヤフォンコードを枝に引っ掛けてプレーヤが飛ばされてしまいしばし探索。こんなときに今時の小さい物は探しにくい。黒じゃなくて原色にしておけばよかった。どうにか捜索成功でプレーヤはウェストポーチにしまって歩き出す。

 その先は背の高い植林帯で潅木からも開放、尾根が分岐する箇所も南西に進む。常に右手に大きな谷が見えていれば正解だ。尾根下部は傾斜がきつくなってきたので緩そうな左手にトラバース、どうせ下ればどこかで登山道にぶち当たるので気楽だ。大きく左に回りこむと登山道に合流、あとは登山道を歩いて国道へ。

 

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